INTRODUCION

新婦人福岡「No!nukes☆反核女子部」​ 声明

 

「下がれば川内、上れば伊方」

 四国の伊方原発が先日再稼動になり、これで現在国内で稼動している原発が2箇所、3基となりました。川内原発もさきの熊本地震の震源地からほど近い位置であり、地震の影響が懸念されますが、伊方原発は今回の地震の震源地がある布田川・日奈久断層帯に沿った中央構造線の延長線上からわずか8㌔ほどの位置にあり、断層の上に建っていると言っても過言ではありません。実際に今回の地震で震源は別府湾内まで移動しており、延長線上にある伊方原発での地震はこれからおおいにありえるのです。
 再度の大きな地震を起こすかもしれないエネルギーを日奈久断層帯は溜めている、と複数の地震の専門家は指摘しています。避難計画の不十分さなど複数の視点において、これら2つの原発の再稼動を許すわけにはいきません。

 


「"世界一危険な川内原発"のワケ」

 まず、日本の原子力規制委員会は国際基準IAEAに沿っておらず、再稼動した川内原発は免震棟もフィルターベントも無い状態での運転です。さらに、避難計画は5㌔圏内のみで、要支援者の計画は事実上なされていないのが現在の鹿児島県の避難計画の実情です。
 国際基準IAEAではこれら4層と5層の深層防護がなされていない原発は、稼動の基準を満たしていないとして、稼動することはできません。

 さらに立地の不適合さです。まず、日本は多くの活火山があり、そして地震が多発する火山列島です。なかでも九州は数多くのカルデラを保有し、川内原発の周辺は姶良カルデラ、阿多カルデラ、加久藤・小林カルデラにぐるりと囲まれています。

 約33万年前の大噴火で発生した加久藤火砕流は薩摩半島と大隅半島の中部以北と人吉市付近および宮崎平野にまで広がりました。地表に噴出したマグマは、火砕流(入戸火砕流・いとかさいりゅう)となり半径70km以上の範囲を埋めつくし、火砕流台地を形成しました。これがいわゆる「シラス台地」です。(※一部Wikipediaより抜粋)


 九電は『火山を監視して1ヵ月以内に危険な兆候があれば、核燃料等を移動させる』と説明しています。通常は運転停止後、最低でも数ヵ月、通常では数年間、寝かせた上で燃料棒の取り出しが行われるのですが、川内原発1号機2号機では、264本の燃料棒を束ねた集合体が各157体も使われています。そのすべてを約2週間で抜き出して保管場所を見つけて運搬する、ということになるのですが、急激な過酷事故が起きた場合、そのようなことは到底不可能な話です。ですから、このような地震多発地帯での原発の稼動そのものが適合していない電力供給なのだと言えるでしょう。
 「火山活動による地震は予知不能」という説も出てきている昨今、川内原発はこんな危険な状態で再稼動し続けているのです。これが、”世界で一番危険な原発”と言われる所以です。

 


「まずは市民の生活を最優先に」

 新婦人は53年前に核戦争の危険から女性と子どもを守ることから始まりました。核の脅威と言う意味で、この地震大国に林立する原子力発電所への機感はそれと同じです。反核女子部はその基本理念に沿って、九州電力に川内原発の即刻停止と玄海原発の再稼働反対を求めていきます。
 福岡屈指の電力会社の九州電力に対し、原発ではない市民の安全確保を第一にした自然エネルギーに転換するよう、私達といっしょに声をあげていきましょう。
 そして国にも原発依存の経済や電力供給をやめて、福島の復興を最優先にするように、同時に求めていきます。
 

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